業務実績

平成28年度 沖縄離島体験交流促進事業 (本島版)

背景・現状

●沖縄21世紀ビジョンにおいて、離島地域の住民負担を『沖縄の心である「ユイマール精神」に基づき、県民全体で支え合う新たな仕組みを構築していく。』と謳っているが、現状として、沖縄本島地域の住民の離島地域への関心は低い状況にある。

●これまで県においては、離島地域おける体験プログラムの作成や、体験・滞在施設の整備等を支援してきたが、今後はこれらの資源や民泊の取組等を有効に活用し、離島地域の活性化を図る必要がある。


今年度の課題

●近年、子ども達のアレルギーが増加・深刻化傾向にあり、また、体験活動の機会が少なくなっていることによる「生きる力の低下」が問題になっている。 7年目を迎えた本事業では、体験活動が子ども達の健全育成に繋がるよう、学習効果を高めるための手段の1つとして、派遣側・受入側の安全管理・危機管理体制を整える。

●昨年度に引き続き、受入側の安全管理等の共通マニュアルをつくり、受入れに関わる関係者全員の「命を預かる」という意識を高める。また、簡易宿所営業許可の取得のサポートや法規に準じた危機管理体制の構築を行う。


事業概要

将来を担う児童が、離島の重要性、特殊性及び魅力に対する認識を深めるとともに、沖縄本島と離島との交流促進により、離島地域の活性化を図ることを目的として、沖縄本島の児童を離島に派遣し、地域の人々や地元小学生との交流のもと、体験学習や民泊等を実施する。


期待される効果

①離島地域の文化、環境及び産業を活かした新たな体験学習の場の構築
②沖縄本島の児童が、離島の重要性、特殊性及び魅力への理解を深める
③児童の豊かな人間性や社会性の形成
④本島と離島との交流促進
⑤離島観光の振興


派遣概要

参加学校

沖縄本島内の47小学校の5年生(117クラス、3,856名)

派遣先離島市町村

伊是名村、伊平屋村、伊江村、本部町、粟国村、渡名喜村、久米島町、座間味村、渡嘉敷村、うるま市、北大東村、南大東村、宮古島市、多良間村、石垣市、与那国町(16市町村・18離島)

期間

平成28年5月~7月及び9月~12月

費用負担

本事業にかかる費用は、旅行保険と昼食代以外は沖縄県が負担


昨年度の成果

~島側の声~

本事業に参加した島側コーディネーターや島側行政担当者の声の一部を紹介致します。

島の人達との交流会(伊平屋島)

民泊で受入した子ども達が、連休を利用して家族と一緒に島を訪れて民家さんに会いに来たり、受入れた子ども達や親からお礼の電話があった、と民家さんからの喜びの声があった。島の民家さんも学びがあり、喜びを感じられる事業だと思う。

民家さんと凧作り(宮古島・城辺地区)

夏休みに親と一緒に島に帰ってきてくれた子がいました。子ども達を受け入れた民家から「子ども達が時々電話をくれて、現状報告してくれるよ」という声も聞かれます。離島体験で取り組んでいる体験プログラム作りを通じて、受け入れ農家が昔遊びに目覚め、各支部での勉強会も開催されています。

水納小学校との交流会(水納島)

本島の子ども達と島の子ども達の交流ができた事が良かった。また、子ども達が大勢島に来ることで、島がにぎやかになり、島の子ども達や高齢者が喜んでくれた。

民家さんとのお別れ(伊是名島)

夏休みに親と一緒に島に帰ってきてくれた子がいました。子ども達を受け入れた民家から「子ども達が時々電話をくれて、現状報告してくれるよ」という声も聞かれます。離島体験で取り組んでいる体験プログラム作りを通じて、受け入れ農家が昔遊びに目覚め、各支部での勉強会も開催されています。

~参加者の声~

H27年度は、47校の児童生徒(109クラス)3,447名が18離島(16市町村)に派遣されました。
H27年度に本事業に参加した本島児童や先生方、参加児童保護者の声の一部を紹介致します。

参加した本島児童の声

●前より親のありがたさが分かって、お手伝いをよくするようになりました。今は、離島体験の時にように、自分の事はしっかり自分でできるようになりました。

●食べ物は、いろいろな人々が何か月もかけて、育てたものなので僕は、好き嫌いせず、何でもでも食べるようにしたいと思いました。また、食べ物のありがたみもすごく分かりました。

●今回学んだことは、離島の人の優しさと親切です。例えば、悪いところはきちんと注意してくれて、ご飯も栄養の高いものを作って下さったので嬉しかったです。

●くらしが不便でも島で工夫してくらしているところがすごいな、と思いました。今回の体験は沖縄本島ではできない事ばかりですごいと思いました。

●貝ひろいが楽しかったので、海への関心が高まった。池間島では、ウミガメ、ウミヘビ、ホラガイなど沖縄本島では見れない自然や魚、貝などを見ることができた。

参加した本島先生方の声

●民家さんにほめられたことがうれしく、その期待にこたえようという意識からか、互いの行いを良くしていこうという姿勢が見られるようになった。離島体験交流を成し遂げた達成感により、子ども達に自信がついた。

●とてもたくましくなったように感じます。グループでの活動、民家さんとの時間、初めての体験を通して、協力し合う大切さや思いやりの心、感謝の気持ちを持つことができたようです。どの児童も、この離島体験を通して、大きく成長しました。離島体験後、クラスの雰囲気もよくなり、友だち関係の幅も広がり、優しい声かけをする児童も見られるようになりました。

●子供達は、民家さんが大変優しく対応して下さったことを大変感謝している様子でした。子供達が学んだことの中に「自分の意見が言えるようになった」「ごはんを感謝して食べれるようになった」「進んで働けるようになった」等、前向きな声が多く聞かれました。

参加児童保護者の声

●自信もついたようで友人たちと積極的に喋るようになりました。離島の夜の散歩ではヤシガニを観たり、星がきれいだったりと話してくれ、人が大きな自然の中に生かされていることを 肌で感じたように思いました。

●まるでおじいさんおばあさんが宮古島にもいるかのようです。朝ごはんの大切さを 私に説明してくれました。親が言ってもきいてくれないことでも、おじいさんに言われたらやる気になったようです。

●島のお父さんとお母さんにかわいがってもらって、嬉しい気持ちと、コミュニケーションをとろうと努力する姿を見ることができた。感謝の気持ちが身に付いたと思う。関係した人々に感謝します。


事業の様子


島の人達との交流会(伊平屋島)


民家さんと凧作り(宮古島・城辺地区)


水納小学校との交流会(水納島)



民家さんとのお別れ(伊是名島)


ジャングルトレッキング(西表島)


マングローブガサミ漁体験(伊良部島)



ふくぎ染め体験(粟国島)


サトウキビ植付体験(石垣・川平地区)


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