業務実績

平成22年 「離島地域着地型観光推進事業」業務

事業の目的

 沖縄県内の離島地域では、地理的な不利性などから若者の流出、高齢化の進行、産業振興のおくれなどにより地域の活力低下が深刻な問題となっている。一方で離島には、豊かな自然や本島では失われつつある古くからの伝統文化など、他の地域にない魅力が残っており、これらの資源を活かした産業振興が期待されている。

 そこで本事業は、離島ならではの特性を活かした着地型観光を推進することにより、不利性を克服する産業の振興を図り、離島地域の活性化につなげることを目的として実施する。

現状と課題

 魅力ある資源を地域の人々で掘り起こし、地元住民と訪問客との交流をとおした着地型の観光ビジネスに昇華させる「観光まちづくり」が、地域活性化のための取り組みとして全国的に成果を上げている。沖縄の離島や過疎地域においても、東村のエコツーリズムや伊江村の民泊など着地型観光の成功事例が知られているが、そのいずれも地域が主体となり、自らの魅力ある資源を有効活用し、地域経済が潤う仕組みづくりを成功させている。このようなモデルを援用して他の離島・過疎地域を活性化するためには、いくつもの乗り越えるべきハードルがあり、中でも着地型観光の商品造成と販路の確保・販売促進を、地域が主体となって取り組むことができる仕組みを作ることが重要であり、これら着地主体型のビジネスを支援する有用なシステムの構築と、それを運用する人材の育成が求められている。

基本方針

 そこで本事業では、離島・過疎地域を活性化する手段として沖縄県内各地で始まっている着地型観光推進の取組を支援するため、地域資源を活かした体験型観光プログラムや特産品販売等を組み合わせたツアーを、地域が主体となって企画・販売するWEBサイトとシステムを構築するとともに、地域をコーディネイトして商品造成・販売促進する人材を育成する。

 地域が主体となって着地型観光をビジネスとして推進する場合、観光客がその地域に着いてからの「オプション」のみを取り扱っていては継続的な雇用を確保するだけの売上高・手数料の確保は難しいため、本土の発地から着地までの航空券や途中経由地での宿泊までを含めた旅行全体を取り扱うことが必要である。近年発生したインターネット経由の旅行予約システムを活用することで、大手旅行代理店と連携しながら、航空券や宿泊、現地での体験プログラム等を組み合わせて、着地側がツアーを造成することが可能になることから、このためのポータルWEBサイト、予約システムと販売サービスを構築する。

 同時に、各地域の拠点組織と連携しながらツアー開発、システム運用、ノウハウ移転などを進める「地域ツーリズム支援センター」のプロジェクトリーダーとコーディネイターの人材育成を図ることで、各離島地域への支援を効果的かつ円滑に行う。また将来的には、これら人材を活用して本事業を県内の他地域に水平展開することで、離島から県内全域への波及を促し、県内の雇用創出のエンジンとしていく。

事業概要

着地型観光のWEBサイト開設

 地域で造成された着地型ツアープログラムの情報を発信して販売するポータルWEBサイトを構築し、運営する。

沖縄しま旅.com

地域拠点の支援

 県内3市町村をモデル地域とし、それぞれの地域の観光協会、商工会等に業務を委託し、資源の掘り起こしとツアーの造成、販売促進等を支援し、これらに取り組む人材を育成する。

地域ツーリズム促進プロジェクトリーダーとコーディネイター育成

 沖縄本島を拠点として県内各地域・離島と連携し、ポータルサイトを運用するとともに、着地型ツアープログラムの造成・販売とシステム運用のノウハウを地域に移転する人材を育成する。

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