業務実績

平成30-31年度 奄美と沖縄の世界自然遺産次世代継承交流事業

事業の背景および目的

●沖縄県は沖縄島北部及び西表島を世界自然遺産登録候補地として、鹿児島県の奄美大島・徳之島とともに登録を目指している。当該登録に向けて、また登録後においても、沖縄県と鹿児島県は、奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島(以下4地域)の顕著で普遍的な価値を有する自然地域を、全人類のための資産として保護・保全し、次世代へと引き継いでいくことが重要である。また、こども達が世界自然遺産の推薦地(※登録後は登録地。以下同じ。)の住人であることに誇りをもつためには、幼い頃から地域の環境教育や体験活動を通して、自分たちの自然環境とその価値を理解し、それを分かち合える人々と共に、その知識と経験を発揮する場(発表会、ディスカッション、高等教育課程等)を持続的に提供することが必要と考える。
両県の遺産推薦地は、個性豊かな自然環境、文化等の魅力を有しているものの、多くが離島・僻地地域であり、人口の減少傾向にあることからも(※特に年少人口割合が著しく低い)、総合的な遺産継承対策を強化していくことが求められている。
上記から、世界自然遺産推薦地(全12市町村)のこども達が、世界自然遺産に関する自然・文化学習を通して自然及び文化の価値とその保全に対する認識を深めるとともに、交流の活性化を図ることで、地域間の中長期的な連携の基礎を確立し、「世界自然遺産の価値を次世代に継承していくこと」を目的とする。

業務概要

主催

沖縄県 環境部 自然保護課

基本的な業務内容

①世界自然遺産次世代継承交流プログラムの策定

②世界自然遺産次世代継承交流プログラムの策定に伴う策定会議の開催・運営支援
→世界自然遺産こども会議(仮)の設立準備会の発足 (各地でそれぞれ実施)
→こども会議設立総会の開催 (各地でそれぞれ実施)
→プログラム策定会議の開催・運営支援 (徳之島・奄美大島にて実施)

③現地視察の開催・運営支援

④平成31年度世界自然遺産こどもサミット実施案の作成

成果

平成30年度は、奄美大島、徳之島、やんばる、西表島の12自治体をまわり、世界自然遺産次世代継承交流プログラムの土台となる、各地域の草の根活動の調査・推進を行った。また、平成31年度実施予定の「世界自然遺産次世代継承交流プログラム」の概要案を策定し、12市町村との内容確認を行った。

「世界自然遺産次世代継承交流プログラム」イメージ
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世界自然遺産こどもサミット

平成31年度(令和元年度)8月5日より3泊4日の日程で、やんばる地域にて「世界自然遺産こどもサミット」を実施する準備を進めていたが、台風9号(レキマー)の影響により、「悪天が予想され参加される子どもの安全性を勘案し、沖縄県環境部方針として取り止める」ことが8月2日(金)15時に決定された。その後奄美大島・徳之島・やんばる・西表島の12市町村と延期日程の調整を行ったが、当初予定の行程では、全市町村の延期日程を確保することができず、実施を見送った。
レキマー

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