業務実績

平成20年度 自然・伝統文化を活かした交流促進事業 うふあがり島活性化

観光による地域づくり/ 地域活性化

事業概要

 北大東村は、沖縄本島から東方約360kmの太平洋上に浮かぶ絶海の離島村である。100余年の開拓の歴史に彩られた沖縄+八丈島のミックス文化や歴史的建造物など、他地域には見られないユニークな歴史・文化を有している。一方で、永年にわたり人を寄せ付けなかったがため、島固有種の希少動植物が多く見られ、国の天然記念物に指定された植物群落など豊かな自然環境にも恵まれている。

 島の産業は、サトウキビを基幹作物とした農業が中心で大規模な機械化農業経営が主体である。近年では複合型農業を目指し、輪作による低農薬馬鈴薯の産地としても定着しつつある。しかしながら、慢性的に人手不足に悩まされ、特に植え付けや収穫時期には家族総出の作業にもかかわらず労働力不足の状況にある。

 入域観光客数は年々増加傾向にあるものの、39人乗りエアコミューターが1日1便のみ就航であったり、島の宿泊施設が2軒のみであったりと、観光産業基盤は未整備で、今後は島ならではの魅力を活かした観光の振興が求められている。

 

 また、戦後の道路整備や農地開発にともなって多くの森林が伐採されるなど、自然環境や景観の保全も大きな課題となっている。

 これらの諸事情を踏まえ本事業では、住民参加による地域づくりを進めて島の産業を支える人材の確保・育成を図ることを長期的な視野に入れながら、島固有の歴史・伝統文化や自然の継承・保全と、それら資源を活かした島外からの来訪者との交流の促進を目的として、モニターツアーの実施や、雑誌・WEBでの情報発信等の事業を実施した。

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