カルティベイトな日々

会社のスタッフブログです(*^^*)

22 1月

子どもたちが変化する体験

Posted in スタッフ別, あさか, カルティベイト日記, ウチナージュニアスタディー事業 on 22.01.16

カルティベイトでは近年、
子どもたち向けの事業が増えています^^

子どもたちに
より充実した沖縄体験をさせたい

観光だけではなくて、
もっと五感を働かせるような活動をさせたい

そんなふうに思った方々が、
開のもとに来ることが多いようです。

なぜリクエストが増えているのか?
その理由を考えてみました。

カルティベイトのこだわり

まず、プログラム作りの際に、
代表が必ず意識しているのが、
ストーリー性です。

例えば一週間というスケジュールの中で、
ひとつひとつを細切れにするのではなく、
関連性を持たせることで、
参加生達が知らず知らずのうちに
学んだことを吸収したり、表現したりできる環境を作っています。

「感動」というのも大きなポイントのひとつ。
子どもたちの心が動き、
次のアクションを起こすきっかけになることを目指しています。

来る10月19日に開かれる
「体験の風をおこそうフォーラムin沖縄」では
開がパネリストとして出席することになりました。

感動体験が子どもたちにもたらす効果
その事例の数々をご紹介する予定です^^

詳しくは下記URLへ
http://www.cultivate-inc.jp/news/in1019.php

第13回ウチナージュニアスタディー事業

さて、本題に戻りまして、
弊社では今年、アジアユース人材育成プログラムと同時に
もう一つ、国際交流の事業を実施しました。

沖縄県交流推進課主催
「ウチナージュニアスタディー事業」です。

移民県である沖縄は、
移民1世に続き、
世界中に沖縄の血を引く子孫たちが暮らしています。

そんな沖縄系の子どもたちを招待し、
地元の中高生たちと1週間合宿をしながら、
沖縄の歴史や文化を学び、
自分たちのルーツを辿っていくのが、
ウチナージュニアスタディーツアーです。

様々な体験を通して、母県・沖縄への理解と絆を深めるとともに、
世界ウチナーネットワークを担う次世代を育成することが目的となっています。

県の決まりで、
移民学習、自然学習、歴史学習、文化学習、平和学習、社会学習
という6つの要素が必要でしたので、

私たちは万国津梁人財ネットワークとして、
自然、歴史、文化、平和、社会という5つのテーマで
プログラム作りを行いました。

(移民学習については、
経験の豊富なJOCA(海外青年協力協会)が担い、
ロジステックはトップツアーで担当しました)

ところで、
みなさんだったら、
どこに連れて行きますか?

カルティベイトが考えた
『沖縄移民の子どもたちのための
自分たちのルーツを見つける旅』はこんな感じになりました。

那覇まちま〜い

社会学習では、
那覇市観光協会のまちま〜いガイドの方々にお願いし、
国際通りを中心に案内して頂きました。
小さい道に入ると、まるで迷路を歩いているみたい。
沖縄の参加生たちからの評判が高く、
「今度に日本に来るときに両親に紹介したいから、パンフレットがほしい」
というアルゼンチンの生徒もいました。

億首川カヌー&マングローブ自然体験

自然学習では
「移民の町」として
毎年海外から研修生も受け入れている金武町にて、
マングローブ&カヌー体験。(ふくらしゃや)
近くにあるネイチャーみらい館に宿泊して、
夜はキャンプファイヤーをしました。

ひめゆり平和祈念資料館

平和学習には、
ひめゆり平和祈念資料館をチョイス。
「戦争は大変だったんだな〜」と、他人ごとに終わらせないため、
同世代であるひめゆり学徒隊の体験を見て、
「平和のために、自分たちは今日からなにができるか?」
について考えるワークショップを行いました。

歴史学習では、
目からウロコの琉球史の著者であり、
映画「テンペスト」の時代考証を担当した
上里隆史先生を講師に招聘。

肝高の阿麻和利バックステージツアー, 平田大一

文化体験は
上里先生の歴史学習でも出てきた首里城と、
沖縄のヒーローたちが登場する
「肝高の阿麻和利」バックステージツアー」に参加しました。
ここではアジアユース人材育成プログラムの参加生たちが集結して
平田大一氏による合同ワークショップを実施。
世界22カ国、総勢80名の中高生が一緒に踊りました。

その後、
肝高の阿麻和利で使われる楽曲「ダイナミック琉球」を習得するため、
あまわりミュージカルの卒業生を中心としたTAO Factoryに指導に来ていただき、
5日間かけて猛練習。

ダイナミック琉球, タオファクトリー

最終日のフェアウェルパーティーで、
保護者や海外参加者の親族の皆さん、
参加国それぞれの協会の方々の前で披露しました。

「難しすぎたか」と思われた踊りでしたが、
振付の格好良さが参加生達のやる気に火をつけたようで、

「ちょっと難しすぎた?来年は簡単なのをお願いしようかな?」という私の相談に、
「いや、この踊りが良い!」「楽しかった!」との返事。

2ヶ月たった今でも、
facebookに肝高の阿麻和利のムービーが投稿されるほど
気に入ってもらえたようです^^

『うちは、やったことだけの羅列じゃなくて、
体験を通して、参加した人がどう変わったのかにこだわる』

だから、仕事をしているときも、
その結果どうなったの?ということをしつこく問われます(笑)

ジュニアスタディーでも、
最初は輪の中に入ろうとしなかった海外参加者が
肝高の阿麻和利で
夢中になって、みんなと練習している姿を見ると
なんだか気持ちがほっこりします。

これからも、質の高いプログラム作りに
こだわっていきたい、もっと学びたいと思う瞬間です。

05 3月

宮古島でイベントが開かれました♪

Posted in カルティベイト日記, 未分類 on 05.03.13

1月12日(土)に宮古島にて
サイエンスキャラバンのビッグイベントが開かれました!

私たちサイエンスキャラバンコンソーシアムからは
たのしい教育研究所から4ブース
公衆衛生協会から2ブースを出展。

その他 、大学院大学や高専を含む9団体が一緒になって
理科を使ったたのしい催し物を開催しました。

イベントのチラシと口コミだけで、
なんと800人もの人が集まり、
会場は大盛況でした\(^o^)/
ご来場のみなさん、ありがとうございました!

その中で、
一日中遊んでいくれた
とある4人の小学生がいました。
いろんなところで遊んできては、
公民館入口の受付に戻ってきて
自分たちがGETしてきたものを見せてくれます。

かわいい四人の小学生のうち
私が最も印象に残っている
ひとりの男の子について話をさせてください。

彼ら4人は
なんせ一日中 公民館にいるものですから、
今何処にいるのか、何時に帰るのかを伝えるために
代わりばんこで公衆電話を使っていました。

他の子はご両親への電話が終わる中、
とある男の子の家はなかなか電話が繋がりません。
その後も時間をおいて2~3回かけていました。

「お母さんいなかった?」と聞くと
「たぶん寝てるんだと思う」と言います。

お仕事で夜遅くに帰ってきたから、
自分が起きた時も寝ていた。
だから今日も朝ごはんが食べれなかった、と。

それだけ言ったところで、
また友達に呼ばれて遊びに行きました。

また、次に電話をしに戻ってきた時には
こんな話をしていました。
夏休みに◯◯◯キャンプがあって、
自分も行きたい。

でも、お兄ちゃんに絶対無理だよって言われた、と。

「お母さんに聞いてみた?」
と聞くと、

ううん。と首を横に振ります。
たぶんダメって言うから、って。

私はそれ以上話を聞いていないので
その子の家庭の事情はわかりません。

だけど、なんとなく、
その男の子の様子が気になりました。

その子は、
理科のおもちゃの話をしているときは
とっても嬉しそうで、
新しいものを見ると「すっごーーーい!!」と言って
目をまん丸くさせます。

だけど、お母さんの話になったときには
うつむいて
静になるのです。

その子のおうちは、
もしかしたら生活に困っているかもしれないし
もしかしたらただの思い過ごしかもしれない。

しかし、私はこのときのことを通して
公の予算を使った事業の意義を再確認しました。

「どの地域に生まれた子も、

どんな環境で育っている子も、

平等に恩恵を受けられるように。」

いろんな状況の子どもたちがいる中で、
こちらの都合でふるいにかけてしまうことなく、
宮古島に行ったら宮古島のこどもたち全員が、
他の島に行ったらその島に住む子どもたち全員が
平等に体験できる権利をもっている。

事業予算でやっている以上、
そのことを忘れずにいたいと思いましたし、
事業が終わっても
その地域で同じような理科の授業やイベントができるような仕組みを
作って行きたいと思いました。

私自身ができることは微々たるものなんですけど、
サイエンスキャラバンのコンソーシアムは
中枢メンバーがそういう意識を持って取り組んでいる
素敵な人達による素敵な事業です。

これは、さきほどの男の子が
「お母さんにプレゼントするっ!!」
と張り切って見せてくれたものと同じもの。
ビー玉に熱を加えて中にヒビを入れてつくった
キラキラビー玉の指輪です。

来年のイベントでもまた、
彼に会えるかなと
今から楽しみです(*^^*)

P.S.
公民館の入り口でうろうろして
なかなか入ろうとしない3人の男の子たち。
(さっきの男の子たちより年上みたい)

しばらくして近寄ってきて、
口を開いて第一声

「入るのにお金かかりますか?」

来年は大きく 入場無料! 
と書いた看板があったほうがいいかも(^皿^)

 

14 2月

デモ授業@どぅなんちま!

Posted in 沖縄サイエンスキャラバン構築事業, カルティベイト日記 on 14.02.13

ハロー皆さん!

今回は与那国島!

沖縄の最西端、那覇からの直行便で1時間半ぐらいのフライトで到着!

結構遠いですねー!

さて、到着したところで早速デモ授業!!!!!!

と行きたいところですが約束の時間よりだいぶ早く到着したので、島内観光を行うことに!

まずは最西端へ!

日本で一番最後に日が沈むところです!なんかロマンチックな響きですねー!

ごくたまに台湾が見えるそうなのですが今回は見えず、、、

しかし台湾の携帯の電波は拾えましたよー!
なんか異国を手のひらに感じて感動してしまいました!

本当に国境の島って感じです!

おっとおっと!そうこうしているうちに時間になったので、いざ会場へLet’s go!

最初は少し固い雰囲気ですが、授業が始まればさすが喜友名先生!

みんなで仮説を立てて実証してみるという授業進行に

皆さん引きこまれ、楽しんでらっしゃいました!

事業概要とデモ授業の説明の終了後いろいろ先生とお話をさせて頂きましたが、

いくつか出前授業を実施できそうですよー!!

沢山の与那国の子どもたちの笑顔を見れるのが楽しみです!!!

では次回の与那国島もお楽しみにー!

しょう

ーー番外編ーーーーーーーーー

①与那国の後ろの方(南)の通りはすごいです、、、、

何がすごいかは予想してみて下さい!

ヒントは下の写真と、ヨナグニウマです!

②与那国は大地が2回隆起してできた島という事もあり

島の岩や地層をよくみてみるととてもおもしろいです!

写真は、海の時代にサンゴがどんどん成長し拡大していた所で

隆起により地上へ出てきたのですが、波に削られ、こんな形に
(沖縄の海でよく見られるきのこ岩と同じ要領ですね)

そしてそれをさらによく見ると、、、、

サンゴが成長する過程で覆い尽くしてしまった岩!
きれーーーーーいに抱えこんでいますね!

まさに自然の神秘!!

09 1月

2013年 あけましておめでとうございます

Posted in カルティベイト日記, 未分類 on 09.01.13


新年、あけましておめでとうございます(*^-^*)

サイエンスキャラバンがスタートしてからはや5ヶ月。

あっというまでした!!

最初は「また負担が増えるのかしら・・・」

と心配そうな顔をされていた学校の先生や教育委員会の方々も、

何度かご説明させていただいたり、

実際に授業を見ていただいたりしている内に

「こんなことできる!?」

「あんなこともしてみたい!」

とリクエストまでしていただけるようになりました(^^♪

2013年もたのしく授業をしながら、

島の人が自分たちの力で同じようにたのしい授業をセッティングできるよう

お手伝いさせて頂きます♪

今年もよろしくお願い致します!!

サイエンスキャラバンスタッフ一同

15 11月

それぞれの強み

Posted in カルティベイト日記, 未分類 on 15.11.12

サイキャラ(沖縄サイエンスキャラバン構築事業)がスタートして、はや3ヶ月。

お陰様で、たくさんの島々で授業が予定されています。

今日もう1つ、授業が決まりました!

場所は粟国島。

実は、粟国島で授業をするために調整に入ったのは、昨日のお昼から。

カルティベイトの開社長と若手スタッフで粟国村へ入りました。

しかし、開社長が滞在できるのは、午後12時半~3時半までの4時間のみ。

え?そんな短い時間しかいないの!?と

社員の私もびっくり。

もちろんこれは、

日頃から粟国の教育長や課長と、

親しくさせていただいているから出来ることです。

まずは教育委員会へごあいさつ&事業説明からスタート。

教育長と課長にご同席いただき、

ご説明させていただきました。


写真は「公衆衛生協会」と

「たのしい教育研究所」の説明をしている場面。

※サイキャラは、

・公衆衛生協会
・たのしい教育研究所
・カルティベイト

以上の3社でタッグを組んで
科学の楽しさを離島の子どもたちに伝えるために、動いております^^

「これはすぐに学校で説明してほしい!」

教育長はその場で

粟国小中学校の校長先生にお電話してくださりました。

数十分後には学校で

校長先生、教頭先生、小中学校の先生を交えて

説明会に入りました。

学校側も、教育委員会側も、

1時間ほどの説明で「ぜひ、やりたい!」と言ってくださり

その日のうちに

日程調整まで済んでしまいました。

は、はやい(笑)

今年度中にまわる12の島のうち、

8島くらいが

すでに、このように進んでいます♪

たとえば・・・

南大東島で たのしい宇宙授業
 
伊平屋島で 答えを持たない問いかけ

「科学の道に進もうという決意ができました」宮古島

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10 10月

事前調整で伊平屋島へ

Posted in カルティベイト日記, 未分類 on 10.10.12

10月3日~4日、伊平屋島へ事前調整へ

島の子どもたちが持続的にサイエンスとふれあう環境づくり目指して、
伊平屋島を走りまわってきましたー(*^^*)



3日、まずは伊平屋村教育委員会での事前調整会議。

事業説明を行い、続いて島が頭を悩ませていることなどをお話いただきました。
なかでも教育委員会の皆さんが悩んでいらしたのは、
地域の生物や地形について学ぶ単元(小学校3年生、4年生)について。
伊平屋島の生き物や地形は独特なため、
内地の教科書、例え沖縄本島のものであっても、
実態にそった記述がないことがしばしばあるといいます。

ひととおりお話いただいた後、話の流れは事業の進め方に関する意見交換へ。
この事業を通じて、島が抱える悩みをどう解決できるか。
事業が終了しても続いていく仕組みをどう作るか。
・・・ウンウンと頭を悩ませる時間がスタート。ここからが長いのです!



島の子どものことを真剣に考えているからこそ、簡単には結論がでません。
この日の教育委員会での話し合いも、2時間を軽く越しました。

翌日4日は、島内小中学校の校長先生と教頭先生へ向けた事業説明会。



コンソメンバーである公衆衛生協会、たのしい教育研究所と、
サイエンスキャラバンの内容について説明してまいりました(^^)

地域の皆さん、学校、教育委員会と共に考え作り上げていくサイエンスキャラバン。
私達は、事前調整に行くときに予め答えを決めて行かないよう心がけています。
島に行き、見て、聞いて、歩いて、知恵と力を出し合って・・・
島の子どもたちのため、
一緒に取り組むことのできる信頼関係づくりから、スタートしていきます!



島内視察中のオフショット(^^)
台風の強風により砂で覆われてしまった道路にタイヤがはまり・・・
助けに来てくれた車もはまり・・・
抜け出すの大変でした(;´▽`A“ ・・・てへへ。
1泊2日と短い行程でしたが、伊平屋島の皆さんありがとうございました~!

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