カルティベイトな日々

会社のスタッフブログです(*^^*)

21 4月

ファシリテーションの底力!

Posted in ファシリテーション, 平井雅 on 21.04.10

昨日の夜、以前「成果の出る会議の進め方講座」を受けていただいた、とある商工会関係者の方から突然ご相談のお電話をいただきました。

内容をかいつまむと…

  • 小6の娘さんがバレーボールをやっている
  • 最近のそのチーム内で不和が発生し、休部に追い込まれている
  • 明日、子どもたちと親、そして先生が集まり、その件について会合を開く予定
  • 以前受講した時「ファシリテーション」が印象に残っていたので、今回活用したい
  • 友人と2人でファシリテーターを買って出て、以下のストーリーを考えてみた
  1. アイスブレイクフラフープを使ったゲームで子どもチームと親チームで競い合い。子どもが勝つことが予想されるので、気持ちを盛り上げることとチームワークの楽しさを実感させたい。
  2. 話し合いアイスブレイクを受けて、このチームでどうやったら強くなれるかをみんなで考えてみる。ホワイトボードを使って板書しながら進めたい。
  • 狙いとしては、子どもたち同士や親同士の一体感を生みたい
  • 子どもたちは「叱られる」と思って参加してくるはずなので、楽しく進めたい

ということでした。

そこで、アドバイスして欲しいという内容のお電話でした。
とっさのことだったのどうしようかと思いましたが、いくつか状況について追加質問させていただき、以下のようなコメントをさし上げました。

  • 全体の流れはとてもいいと思う
  • 子どもたちにとって急に「どうやったら強くなれるか」を考えさせられるのは難しいと思うので、もっと別の質問を前もってたくさん考えておいた方がいい
    例えば、

    • 以前試合に勝った成功体験があるなら、「あの時、どんな気持ちだったっけ?」とか「あのとき、○○だったよね?。なんで勝てたんだっけ?」など
    • 子どもたちが楽しい雰囲気になってきたなら、「どんなチームだったら勝てると思う?」とか「どんな工夫をしたら勝てるようになるかな?」など
  • 全体の雰囲気が相当前向きになったらなら、一気に問題の本質(人間関係のあり方など)を引き出す質問をしても良いが、あまり盛り上がらなかった、もしくは引き気味の子どもがいるようだったら、とにかく楽しい雰囲気で終わること、次回も参加してみようと思わせる雰囲気で終わらせるようにする
  • 何よりも、「子どもたちは自分たちで素晴らしい答えを見つけることができる」と信頼すること。これにつきる

というような会話をしてその日は電話を切りました。
*          *          *
そして翌日。どうなったかなーと気になっていたところ、また夜になってお電話をいただきました。
「どうでした!?」

「うまく行きました! とても楽しくいい雰囲気で進めることができましたっ!」

「すごい! どんな風に進めたのですか?」

「まずアイスブレイクは大成功。3回とも子どもチームが勝ち、みんな楽しそうでした。こどもたちは毎回タイムを伸ばしました。」

「その後の展開は?」

「『みんなは6年生だけど、あとどれぐらいバレーボールをできる時間が残っていると思う? それって長いと思う? 短いと思う?』という質問からはじめました。」

「おお、すごい。」

「それからアドバイスにあったような質問を組み合わせながら、みんなの意見を引き出し、ホワイトボードにどんどん書き出しました。そしたら、いろいろとどうやったらいいかが見えてきて、みんなで共有することができました。子どもたちの間にも親同士の間にも、何というか一体感が生まれました。」

「素晴らしい! プロのファシリテーター顔負けですね!!」

「最高に楽しかったです。あとは、これからどうするかです」

「ホワイトボードに書き出されたことを実行に移すための仕組みというかルールというか、何か決めごとを作られて毎日実践されるといいですよね。例えば、私は以前、大人のプロジェクトのケースですけど、『Good Job!カード』というのを参加者全員に書いてもらったことがあります。あるプロジェクトの中間ぐらいで、『これまでの仕事で○○さんに対して“Good Job!!”といいたい事柄をカードに書いてお互いプレゼントする』というものです。カードに書かなくても、毎回練習後にお互い誉めあうというのもいいですよね。」

「なるほど。またいろいろと考えてみます!」

*          *          *

いやあ、なんというか、感動的でした。こういうお電話をいただき、とても嬉しかったです。

この方が組んで一緒にファシリテーターをやったご友人は、介護関係の会社を経営している方だそうです。2人とも相当ファシリテーション的なセンスがある方だと察しました。

ファシリテーションの底力

それにしても、こういうケースでも威力を発揮するなんてファシリテーションの底力ってすごいと改めて実感しました。

11 4月

日本ファシリテーション協会沖縄サロン第15回例会開催

Posted in ファシリテーション, 平井雅 on 11.04.10

前回運営会議の様子をご紹介した、日本ファシリテーション協会沖縄サロンの例会を4月10日(土)に開催しました。

タイトルは、「みんなの意見を整理するコツ」?“構造化”を考える?

ほーむぷらざ等での告知の成果もあって、当日は30名の参加者が集まりました。
何とそのうちの約半数が初めての参加とのこと。最近の傾向として面白いのは、社会福祉系のNPOや医療関係者の皆さんの参加が比較的多くなっていることです。

流れは以下の感じでした。

1.アイスブレイク

ワークはネイチャーゲーム系が得意な「こう」さんのアイスブレイクでスタート。密接なスキンシップがともなうゲームで、アンケート結果でもなかなか好評でした。

生息地ゲーム

つながり発見!生息地ゲーム

2.ワーク1
ファミマ限定「うれしいプリン480」を超ヒット商品にするための販促会議:ブレスト拡散フェーズ

全体を6チームに分け、実際のプリンの試食を交えながらどうやったら超ヒット商品にできるかの販促会議をやりました。まずは、ブレストで拡散。

うれしいプリン480

うれしいプリン480

机の上に見えるのがうれしいプリン480

机の上に見えるのがうれしいプリン480

色々な意見を出し合いました。

3.ミニレクチャー

メインファシリテーターである私の方から、「構造化とは?」「コツは?」「どんなツールがあるの?」といった点について簡単にレクチャーをしました。

4.ワーク2
ファミマ限定「うれしいプリン480」を超ヒット商品にするための販促会議:収束&施策決定フェーズ

どのような軸を設定してどのように整理するかで、うまく行ったチームとうまく行かなかったチームに分かれました。

表組みのマトリクスにしたチーム

表組みのマトリクスにしたチーム

縦軸横軸のチーム

縦軸横軸のチーム

5.各チーム発表

6.振り返り

いろいろな意見がありましたが、大ざっぱに要約すると、いかに議論の本質的な部分を見抜いて、それを浮き彫りにする軸を設定しきれるかがミソ、ということでしょうか。

久しぶりに沖縄サロンの皆さんと楽しくワークができました。

ありがとうございました!!

31 3月

日本ファシリテーション協会沖縄サロン運営会議

Posted in ファシリテーション, 平井雅 on 31.03.10

本当に久しぶりに、日本ファシリテーション協会沖縄サロンの運営委員「TeamFaciFaci」の運営会議に参加しました。

サロンの世話人でありながら、このところの多忙ですっかり運営にごぶさたしていましたが、4月10日の第15回例会でメインファシリテーターをつとめることになり、久々に皆さんにカルティベイトに集まっていただきました。

「構造化」を題材にする。

ということだけは決まっていたのですが、何をするかは手探り状態。

まずは、頼りになる全国のFAJ(日本ファシリテーション協会)のメンバーの構造化研究会の皆さん他に「HELP!」のメールを打ったところ、いろいろとこれまでの成果をシェアしてくださいました。ホント、FAJというのは素晴らしいメンバーの集まりだと思います。(ありがとうございました!)

で、そこで得られた知見をまずは「共有知」として集まったみんなでシェア。構造化ってなんぞや、を学びました。

共有知をシェアしてまずは頭づくり

共有知をシェアしてまずは頭づくり

壁中使っての会議です。

壁中使っての会議です。

そしていよいよ、じゃあ、沖縄サロンの例会ではどんなワークに仕立てようか、をみんなで知恵搾り。

文殊の知恵を搾り中。

文殊の知恵を搾り中。

いろいろやってみた結果、一つの題材に決定!

当日は、きっと楽しい例会になるはず!!皆さんも是非ご参加を。

くわしくはこちらで。

21 3月

竹富町が観光立町宣言!

Posted in 島おこし, 平井雅, 竹富町 on 21.03.10

カルティベイトでこれまで1年以上かけてお手伝いしてきた竹富町の観光立町宣言。3月21日の海開きにあわせて竹富島のコンドイビーチで川満栄長町長が宣言しました。竹富島の迫力ある伝統芸能も飛び出してなかなかの演出でした。

こちらは、琉球新報の記事

こちらは、八重山毎日の記事

こちらは、八重山日報の記事

関係した皆さま、お疲れ様でした!

21 3月

北大東島での取り組みが琉球新報で紹介されました。

Posted in 島おこし, 平井雅, 北大東村 on 21.03.10

カルティベイトでお手伝いさせていただいている、北大東の活性化事業。以前、ハマユウ荘の経営改善やレストランのパワーアップに取組中とお伝えしました。

その様子を琉球新報さんが取材して記事にしてくださいました。

ハマユウ荘のレストランの料理人さんお二人に、那覇の人気店、りょう次グループの「琉球茶房あしびうなぁ」にて1週間ずつ研修していただきましたが、その後、北大東に戻ってハマユウ荘の現場にて、北大東の食材を活かした30もの新メニュー開発や、岸壁の魚釣りとセットにした昼食メニュー、沖縄一早い日の出を見るツアーとセットにした朝がゆ、といった取り組みを行いました。

ハマユウ荘料理人のお二人と金城良次さん・城間料理長

ハマユウ荘料理人のお二人と金城良次さん・城間料理長

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真剣に作業中

これまでの流れを整理すると…。

◎第1ステップ  信頼関係構築
カルティベイトとレストランハマユウスタッフとの信頼関係、指導する側と料理人との信頼関係づくりのための話し合いを開始。

◎第2ステップ  目と舌からの刺激
北大東島にはライバル店もなく、なかなか島外に出られないことから、オープンキッチンの店舗に客として出向き、厨房内の動きや食材の多様な活用法、接客術等、さまざまな角度から、見聞きし、味わってみる。

◎第3ステップ  繁盛店の厨房研修

見ること、聞くこと、味わうことだけでは、行動につながりにくいため、りょうじ次グループ13店舗中、首里城下で観光客にも地元客にも愛されている繁盛店「あしびうなぁ」厨房にて1週間ずつの研修。繁盛店の料理人の皆さんと時間や場を共有することで、料理や経営に対する姿勢や忙しい最中の厨房の動き、食材を有効活用する調理方法から、チームワークのあり方、料理長からスタッフまで一貫するお客様への接し方などを実感していただきました。繁盛店の舞台裏を実地に体験することでたいへんなモチベーションアップにつながりました。

◎第4ステップ  島の食材を活用した料理開発と指導
繁盛店研修によって受けた刺激に引き続き、今度はりょう次グループオーナーの金城良次氏と総料理長の城間孝氏を北大東島へ招聘し、レストランハマユウにて島の食材を活用した新メニューの開発と食材の効率的な活用法、おいしく見える盛付け方法などを指導していただきました。また、魚釣りと組み合わせた昼食メニューや朝日ツアーの時に出す朝がゆも開発。モニターツアー参加者の皆さんに大変喜ばれました。

大好評だったポテトタコ焼き

大好評だったポテトタコ焼き

ムロアジのハンバーグ

ムロアジのハンバーグ

サワラ尾のバターソテー

サワラ尾のバターソテー

朝日ツアー
朝日ツアー
朝がゆ定食
朝がゆ定食
岸壁からの魚釣り

岸壁からの魚釣り

釣れたてメニュー

釣れたてメニュー

◎第5ステップ  家庭料理の掘り起しコンテストの実施とメニュー化

島の3区長さんや村役場、北大東小中学校校長の協力のもと、八丈島や沖縄から持ち込まれ、北大東島の家庭で受け継がれてきた家庭料理を募集し、「わが家の味自慢コンテスト」を実施しました。応募されたメニューから、「これぞ北大東の味!」入賞者6名・8レシピを選定しました。入賞作品の一部は、ハマユウ荘のメニューに採用される予定です。入賞者には、協賛各社提供のカヌチャベイホテル&ヴィラズのペア宿泊券、ゆいレール1日無料乗車券、ブルーシールアイスクリームセットが贈られます。

◎第6ステップ  レストランランチメニュー、夜メニューの再構築
島田料理長を那覇に招聘し、りょう次グループオフィスにて、金城オーナー、城間総料理長、カルティベイト・開とともに、料金設定を検討し新しいレストランのメニュー表を作成しました。当事業で開発したメニューやコンテスト入賞作などを、地産地消をテーマに食材ごとに定番化しました。

menu

新menu

◎第7ステップ  レストラン経営改善のためのコスト管理と食材調達指導
コスト管理と新鮮で安価な食材の調達のため、コスト計算と収益を上げるための考え方を伝授。また、那覇での食材調達先を検討・視察しました。

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打ち合わせ中

「人が気づき、やる気になって、小さな成功を体験し、また次なる気づきを得る…」そんな喜びのプロセスを応援するのがカルティベイト流。

その時、その人に必要な、身の丈のサポートを提供しながら、一歩一歩前進することを応援しています。

*          *          *

というわけで、皆さんも是非、北大東島・ハマユウ荘で島ならではの食をご堪能あれ!!

18 3月

2010年3月18日(木) 島の活性化に一役 人気店のノウハウ学ぶ(琉球新報)

Posted in 北大東村, メディア掲載, 地方の元気再生事業 on 18.03.10

no21

15 3月

粟国島で文化体験プログラム開発の講座を実施

Posted in 島おこし, 平井雅, 粟国村 on 15.03.10

前回「自然体験ガイド術講座」を実施した粟国島で、今度は文化体験のプログラム開発講座を実施しました。

今回お手伝いいただいたのは、恩納村で質の高い修学旅行体験学習プログラムを実施している「沖縄体験ニライカナイ」の山田有子さんと照屋将人さん。お二人とも修学旅行生を対象とした体験プログラムの指導員としての経験はピカイチで、全国の子供たちの間ではちょっとした有名人(だはず)。何しろ、年間何万人もの子供たちとふれあっているのだから。これまでの講演会や先進地視察、ガイド術講座などの流れを受けて、いよいよ具体的な商品の形を作っていく第一歩となりました。

粟国島生活研究会の皆さんとニライカナイのお二人

粟国島生活研究会の皆さんとニライカナイのお二人

3日間の滞在中のメニューは、料理体験・三線体験・エイサー体験・もちきびかりんとうづくり体験のプログラム開発。講座のポイントは、「料理教室ではなく、お客様に対してどのように楽しく安全に料理指導をするかの指導法講座」でした。三線、エイサー、かりんとうづくりもしかりで、効果的な指導法を島の皆さんに学んでいただくのが今回のミソです。

【1日目】
3月13日(土)

◎家庭料理体験

婦人会の皆さんと一緒に粟国島の家庭料理体験プログラムを開発しました。今回のメニューは、ゆしどうふ。粟國の塩で有名な粟国の海水を使ったとうふ作りです。その他、島ならではの野草を使った一品など、充実したメニューができました。その間、体験プログラムとするための注意事項や手順などなどの指導を行いました。

地元の塩づくりの名人の方にご指導いただきました。

地元の塩づくりの名人の方にご指導いただきました。

作ったメニューは、

  1. 粟国の海水のゆしどうふ
  2. おからイリチー
  3. マージン(もちきび)ご飯
  4. ツルムラサキの酢の物
  5. 黒糖蒸しまんじゅう
  6. 豆乳
開発したメニュー

開発したメニュー

相当おいしかったです! 特に、ゆし豆腐と酢の物は一品でした!!

さすが、ニライカナイの山田さんは臨機応変に色々と対応して、ひとつの講座を組み立ててくださいました。

婦人会の皆さん

最後は皆さんで試食会と振り返りを行いました。

【2日目】
3月14日(日)

◎三線体験・エイサー体験

2日目の午前中は、島の卒業式に参加させていただきました。中学を卒業すると島を出て行かざるを得ない子供たち。感動的な式でした。

卒業式

卒業式

その日の午後は照屋将人さんの活躍の日。実は、照屋さんはかつて粟國の塩の工場で9ヶ月間働いていたことがあるとか。今回の滞在でも懐かしいご対面がありました。

三線・エイサー体験のプログラム開発指導の対象は、青年会の皆さん。

青年会の皆さんと

青年会の皆さんと

三線の腕に覚えのある方もそうでない方も一緒に参加してくれました。三線経験者の方には、初心者の方を対象に実際に指導してもらいました。

三線指導中

三線指導中

続いては、エイサーの指導法。実は粟国の青年会では人数不足からパーランクーの担当がいない、ということが判明。急遽締太鼓をパーランクーの代わりにしてみました。

芸達者な照屋さんは何をやっても様になります。

芸達者な照屋さんは何をやっても様になります。

【3日目】
3月15日(月)

◎もちきびかりんとうづくり体験

3日目の午前中は、もちきびかりんとうづくりと里歩きの二手に分かれました。

もちきびかりんとうづくりは、生活研究会の皆さんと。2006年度「食アメニティ・コンテスト」(農林水産省など主催)で農林水産大臣賞を受賞した粟国のもちきびかりんとうだけあって、すでに毎日のように生産されており、島のご婦人の皆さんが頑張っていらっしゃいます。

子供たち等に指導するときの注意点などをお話ししてから作業開始。

安全管理についての指導法を説明

安全管理についての指導法を説明

みなさんの手際の良さには舌を巻いてしまいました。

できたて!

できたて!

みなさん楽しそうに作業されていました。作業終了後は、体験プログラム実施時の注意点などをお話ししました。

こういうゆんたくの時間が大切と話す山田さん

こういうゆんたくの時間が大切と話す山田さん

このあと、照屋さんの民謡芸も登場して、一同大盛り上がりしました。

◎里歩き体験

一方で、アギの集落では、集落内を散策しながら島の方とゆんたくするプログラムづくりを実施しました。講師は前回自然ガイド術講座を担当していただいたホールアース研究所の小林政文さん。再度島まで日帰りできていただきました。

あいにくの雨の中、たくさんの参加をいただきました。

あいにくの雨の中、たくさんの参加をいただきました。

集落を散策しながら興味深いものを見つけていきます。

風情あふれる町並みを歩きます。

風情あふれる町並みを歩きます。

集落をぐるりと歩いた後は、公民館にてワークショップ。みんなでその日のうちにプログラムを完成させてしまいました。さすが、島の皆さんと小林さん!です。

即席ワークショップでプログラムづくり

即席ワークショップでプログラムづくり

*          *          *

粟国は、なーんにもないけれど、「何かを見つけることができる」島です。是非一度めんそーれー!

10 3月

読谷村職員研修「わかりやすい資料づくり講座」

Posted in ワークショップ/セミナー, 読谷村, 分かりやすい資料づくり講座, 平井雅 on 10.03.10

毎度お馴染み、わかりやすい資料づくり講座。今回は3月10日、読谷村役場の職員の皆さんを対象に開催させていただきました。

真剣に実習に取り組む皆さん
真剣に実習に取り組む職員の皆さん

講師の平井は1995年以来、読谷村字渡慶次の住民。参加者に知り合いの方も何人かいらして、ちょっといつもと違った緊張感がありました。

講座の中身はいつもと同じですが、今回は若手の皆さんが多めに参加されていると見て、少しオフィスソフトの裏技的な内容に重きを置きました。特に、フォントの工夫や、タブとインデントの使い方、行間の制御は、作業効率アップと見やすさアップの要だと思います。

例えば、「3分間クッキング」と称して講座の中で実演しているのが、以下のチラシづくり。いつも講座でお話ししているコツとワザを使い、その場でプレインなテキストをチラシの体裁に整えます。↓ぐらいのチラシなら10分もあれば完成。

ムダな時間をかけず、わかりやすい資料が作れれば、残業時間も減りますよね。

この手のお知らせだと、約10分ぐらいで完成

この手のお知らせだと、約10分ぐらいで完成

今回の講座中に思ったのですが、とっても簡単にワード、エクセル、パワーポイントの上達法を言えと言われれば、とにかく、CtrlやShiftを押しながらマウスをクリックしたりドラッグしたり、ホイールを回転させたりするのがコツかもしれませんね。今回のアンケートでもほとんどの方が「たいへん参考になった」と回答してくださいました。「また平井さんの講座を受けたい」という嬉しいご意見も。

読谷村役場のみなさん、どうもありがとうございました!

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05 3月

粟国島・体験ガイド講座実施しました。

Posted in 島おこし, 平井雅, 粟国村 on 05.03.10

3月3日?5日の3日間、粟国島で体験ガイドの講座を実施してきました。

ビーチでのインタープリテーション実習

ビーチでのインタープリテーション実習

※          ※          ※          ※

カルティベイトではこれまで、粟国島で次のようなプロジェクトを実施してきました。

  • 村民向けブログ講座とポータルサイトの構築(平成18年度)
  • 宮古島の元気農家民宿津嘉山千代さんの講演会(平成19年度)
  • 旧正月の伝統行事「マースヤー」の案内マップづくり(平成19年度)
  • 『発見!あぐに島 自然ガイドブック』の企画・制作(平成20年度)
  • 屋比久壮実さん「粟国の宝」講演会開催(平成20年度)

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島の皆さんの気持ち、やる気に配慮しながら、その時、その場所、その人に必要なサポートを準備して提供するのが、カルティベイト流プロデュース。

表紙

発見!あぐに島 自然ガイドブック

その意味でこれまでは、他地域の事例を知り、島の宝を再発見するというプロセスのお手伝いをしてきました。アクアコーラル企画の屋比久壮実さんに編集をお願いした『発見!あぐに島 自然ガイドブック』は、おかげさまで「粟国にこんな宝があると思わなかった」「こんな本が欲しかった」と、島の皆さんからたいへんなご好評をいただいています。

そもそも今年度は、粟国・島あしび推進事業(体験滞在交流促進事業)の一環としてお手伝いをさせていただいています。これは、若年層の流出と高齢化に悩む離島の経済活性化の切り札として、島民と訪問者(観光客)の交流をとおした観光産業の振興を目指そうという事業です。

そこで、今年度ご用意したのが、エコツーリズム・自然体験活動分野で全国的に評価の高いホールアース研究所さんによる「自然体験ガイド講座」です。ホールアースの皆さんには粟国の実情をお話しし、自然体験のみならず、料理体験や芸能体験など、あらゆるプログラムに応用可能なガイド術講座をお願いしました。

講師として粟国まで来てくださったのは、田中啓介さんと小林政文さんのお二人。田中さんは去年まで沖縄でホールアースの活動を広めていた張本人。小林さんは年間2百本のガイドをこなす“現場人”です。

※          ※          ※          ※

【1日目】
3月3日(水)午後

楽しいアイスブレイクとともに開始した1日目。
さすが、粟国の皆さん、すぐに緊張も解けて和んだ雰囲気に。

そして、なぜ自然体験プログラムに取り組むのか、そしてエコツアーガイドの役割とは?について考える座学を実施しました。

忙しい中、たくさんの方にご参加いただきました。

忙しい中、たくさんの方にご参加いただきました。

【2日目】
3月4日(木)午前

実際に小林さんが集落内を歩いてみて仕込んできたネタを元に、モデルツアーを体験。その後、インタープリテーション、つまり“伝わる伝え方”とは?について座学を実施しました。

集落内を歩きながらインタープリテーション術を体感しました。

集落内を歩きながらインタープリテーション術を体感しました。

3月4日(木)午後

ここまでの講座内容を踏まえ、伝え方の実習を行い、さらに感動を伝えるストーリーの組み立て方について学びました。

【3日目】
3月5日(金)午前

みんなで盛り上がったアイスブレイク

みんなで盛り上がったアイスブレイク

最終日は、3チームに分かれ皆でモデルプログラムづくりの実習を行いました。各チームから代表者が成果を発表。近い将来、ステキな粟国島の体験プログラムが生まれそうです!

楽しそうな体験プログラム案が出ました。

楽しそうな体験プログラム案が出ました。

3月5日(金)午後

最終日の午後は、屋比久壮実さんと一緒に、ナビィの恋のロケ地となった通称ヘビ公園の海岸植物を観察するツアーを体験しました。

本島に粟国にはたくさんの宝があるのだと実感。これからこの宝をもっともっと活かしたいですね。

海岸植物の観察体験プログラム

海岸植物の観察体験プログラム

※          ※          ※          ※

島の皆さん、講師の皆さん、大変お疲れ様でした!

次回は3月13日?15日、今度は恩納村の沖縄体験ニライカナイの皆さんとお邪魔します!!

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02 3月

北大東モニターツアー第2弾実施

Posted in 島おこし, 平井雅, 北大東村 on 02.03.10

前回の北大東モニターツアー第1弾に引き続き、2月28日から3月2日までの2泊3日で、ツアー第2弾が実施されました。

今回のツアーでは、前回のツアーと違ってカボチャの収穫体験や、大東宮周辺の散策+指ハブ工芸体験が盛り込まれました。

カボチャの収穫体験

カボチャの収穫体験

大東宮の散策+指ハブづくり体験

大東宮の散策+指ハブづくり体験

大東宮周辺の散策とは、島の真ん中の低地帯にある神社を中心に沼地の間を様々な植物に関する説明を聞きながら歩く体験プログラムです。
中でも、島でピカイチのガイドさん、大城リエ子さんのガイドがとても光っていました。リエ子さんのガイドは見る度に上達しています。

散策の最後には、マーニ(クロツグ)と呼ばれる植物を切り出して、その後の指ハブづくり工芸体験に備えます。散策後はハマユウ荘に移動して工芸体験。

ちょっと難しかったけど、自分で作った指ハブと一緒に、はいポーズ。

ちょっと難しかったけど、自分で作った指ハブと一緒に、はいポーズ。

今回も、ツアーの目玉プログラム、岸壁の釣り体験と大東太鼓の交流会は大好評でした。
見てください、この釣果!

これはカワハギかな?

これはカワハギかな?

今回は空飛ぶ漁船を見学。

空飛ぶ漁船

空飛ぶ漁船

※          ※          ※          ※

以前にも書きましたが、カルティベイトでは北大東の宿泊施設ハマユウ荘のパワーアップのお手伝いもさせていただいています。
その一つがレストランのメニュー開発。「琉球茶房あしびうなぁ」での研修以来、ハマユウ荘のレストランの食事が美味しくなっているとは、もっぱらの評判のようです。

今回も、良次グループの金城良次大将と城間料理長に島に飛んでいただき、島の食材を活かしたメニュー開発に取り組んでいただきました。詳細は次回またお知らせするとして、完成したメニューのいくつかをご紹介します。

島の魚を使った料理を新しく開発

島の魚を使った料理を新しく開発

島のジャガイモを使ったタコ焼き

島のジャガイモを使ったタコ焼き

特に、島のジャガイモを使ったタコ焼きは逸品でしたよ!
皆さんも試してみたいでしょ?